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ルーペの倍率

みなさまがルーペを選ぶポイントとして倍率は重要なものになると思います。
ここではその倍率に関しての注意点を説明いたします。

ルーペには倍率が表示してあります。例えば2倍や3倍などです。

しかし、実際にルーペを使用した時、「3倍のルーペを使用しているのに文字は3倍に見えない!」と言ったことがおきます。

ご経験はおありでしょうか?

この原因のひとつは、倍率が計算式によって表すものだからです。
計算式ですから答えはひとつになってしまいます。

しかし、ルーペは物からルーペのまでの距離眼からルーペまでの距離で倍率は変わります。
よって実際は2倍のルーペでもルーペ、眼の位置によって2倍以上や2倍以下に見ることになります。

その他に、同じ2倍のルーペなのに対象物の見える大きささが少し違う感じになります。
この原因は、上記の原因の他に次の原因があります。

それは許容範囲です。ルーペの表示倍率には許容範囲があります。
例えば、2倍のルーペの場合は、実際の倍率が1.9?2.1倍のものがあります。

ルーペの倍率は一般的に下記「ルーペの倍率計算方法」の表にある倍率で表示されるためこのようなことがおこります。

よって、表示されている倍率はあくまでも目安としてお考え下さい。

ルーペの倍率計算方法

(非球面や高倍率でレンズを2枚以上使用の場合はあてはまりません。)

倍率=(250 ÷ ルーペの焦点距離)+1
倍率=(ディオプター ÷ 4) +1
焦点距離=1000 ÷ ディオプター

上記がルーペの倍率を表す計算式です。

例えば、焦点距離が100ミリのルーペは(250÷100)+1=3.5倍
と言う感じです。ディオプターが4の場合(4÷4)+1=2倍になります。

ディオプター 10
焦点距離(ミリ) 1000 500 333 250 200 167 143 125 111 100
倍率(倍) 1.3 1.5 1.8 2.0 2.3 2.5 2.8 3.0 3.3 3.5

上記内容は目安です。使用方法、個人の視力等で個人差があります。眼の疲労に注意し、安全にご使用下さい。